アシンメトリー(アシメ)とはどんな髪型?
アシンメトリーとは「左右非対称」という意味で、髪の左右で長さやスタイルが異なるヘアスタイルを言います。美容業界では「アシメ」と略されることが多いです。
顔の前面から見た時に長さやスタイルの違いが分かる他、左から見た時と右から見た時に違った髪型に見えるようにすることもできます。
アシンメトリーは、そのアンバランスさによって手軽におしゃれで新鮮な印象を与えられるのが一番の特徴です。普通のヘアスタイルは形や位置を左右対称のバランスのとれた状態にして安定感を生み出すものなので、アシンメトリーにカットしてもらうだけで随分イメージが変わります。
1.アシンメトリーのやり方・アレンジ法
アシンメトリーは色々な方法で左右の印象を変えることができます。
アレンジ方法1
髪の部分部分で長さや形を変える方法です。「左サイドの髪を短めにして、右サイドは長めにする」、「片方はストレートや刈り上げ風にして、他方はシャギーやレイヤーを入れてみる」など。
アレンジ方法2
前髪だけ、サイドだけなど、一部のポイントにアシンメトリーをあてるのも、さり気ないおしゃれを演出できて効果的です。特に前髪はヘアスタイルの印象を決める重要なポイントですので、ここを微妙に変化させるだけで全体の雰囲気が変わることも。左右で長さを変えるほか、分け目を変えたり、流す方向を変えるなどのアレンジがあります。
アレンジ方法3
明らかなスタイルの違いを楽しむのも良いですが、一見するとアシンメトリーと分からない位の微妙な変化を与えると、失敗も少なく自然でおしゃれな印象を与えます。
アシンメトリーは失敗するとアンバランスさが際立ち、違和感を感じさせてしまいます。ポイントをつかむまでの間は少しずつ変化を入れていくのが良いでしょう。
注意点
先に述べたように、アシンメトリーはあえてバランスを崩すスタイルなので、崩しすぎると違和感だけが目立つ奇抜な髪型になってしまいます。バランス感覚の良い、経験豊富でセンスのある美容師さんに頼みましょう。自分でやるなら鏡で確認しながら少しずつカットしましょう。
また、デメリットとして、左右非対称ゆえに髪が伸びてくるとバランスが崩れやすくカットの持ちが悪い、次回カットする時に左右を揃えにくく短めに切る必要があるといったことがあります。
2.他のスタイルとの組み合わせ
定番のアシンメトリースタイルには以下のようなものがあります。
- 前髪を斜めにカットをして左右長さが違う前髪にしてメリハリをつける
- サイドの長さを変えて、片方はナチュラルなストレート、他方はギザギザなシャギーを入れるなど、左右のカットを変えてオリジナリティーを出す
- ウルフカット + 前髪のアシメ
日本人に合わせやすい髪型と言われるウルフカットに、アシンメトリーでメリハリをつけるスタイル
その他、ショートヘアと組み合わせた「ショートアシメ」、ボブと合わせた「ボブアシメ」、ツーブロックと合わせた「ツーブロックアシメ」などが合わせやすく人気がある組み合わせです。
少し変わったところでは、片方にパーマをかけたり、左右のカラーを変えたりといったアレンジもあります。