ボブとはどんな髪型?
ボブとは、前髪、サイド、えり足(うなじの生え際)のそれぞれが同じ長さに切り揃えられた髪型を言います。
一般的には髪の長さが耳の下から長くても肩くらいまでのショートボブやミディアムボブが殆どです。ボブと聞いて連想されやすい丸いキノコのような形のヘアスタイルはボブの種類の一つでマッシュボブといいます。他にもパーマと組み合わせたり、耳周りやえり足付近を刈り上げたり、髪に段差をつけたりと、様々なアレンジが加えられることが多いです。
1.ボブの特徴
1-1.見た目の印象
ボブは髪の長さ、クセ、カラーによって印象が大きく変わるヘアスタイルです。ショートボブが軽く爽やかな印象を与えるのに対し、長めのボブは重く暗い印象を与えがちなので、必然的にボブは短めのショートボブが多くなります。
全般的に、ボブは実際の年齢よりも若く(幼く)見えやすく、男性の場合だと女性的な印象も与えます。また毛先の長さが揃うのですっきり感を感じさせます。顔全体をふんわりを覆うスタイルなので小顔に見える髪型でもあります。
特にショートボブは「軽い」「活動的」「清潔感」「清涼感」「かわいい」などの好印象を与えます。茶髪やパーマを加えるとその傾向はより顕著になります。黒髪や直毛だと重めな感じになることもあるので、その時は明るめのカラーを入れたり、セットやスタイリングで髪をふんわりさせたり、軽めのウェーブやカールがかかるパーマをかけると良いでしょう。
1-2.ボブに合った髪質・髪の長さ
ボブは髪を同じ高さで切りそろえた髪型で、ショートボブでも一番短い部分が耳の上くらいはあるのでその位の長さがあったほうが良いでしょう。
髪質に関しては、ボブは髪がきれいにまとまるかがポイントなので、まとまりの無い髪は向きません。クセの強い髪、かなり硬めの髪、かなりの猫毛、髪量が極端に多い、または少ない人などです。
顔の形は、ショートボブなら丸顔が向いています。面長な人にボブは不向きですが、グラデーションボブだと面長が目立ちにくくなります。
1-3.手入れ・スタイリング
ボブは形がシンプルで、重さもある髪型なので、お手入れはあまり手間がかかりません。特に直毛だと非常に楽です。寝ぐせも付きにくいです。髪が伸びてくると形が崩れやすいので定期的に美容室でカットしましょう。
2.ボブの種類
◆ショートボブ
手入れが簡単で扱いやすく好印象を与えやすい、最も基本的なボブです。黒髪の場合、長めのボブは重く見えるのでショートボブが向いています。ボブは個性的なヘアスタイルで、髪質や顔立ちによって合わない人も多いですが、ショートボブは比較的誰にでも合わせやすく、アレンジ次第で短所を補いやすいスタイルです。
◆マッシュボブ
髪のシルエットがまんまるに近く、見た目がキノコのように見えることからマッシュボブ、マッシュカット、マッシュルームカットなどと呼ばれます。前髪〜サイド〜えり足のラインを直線や滑らかな曲線で真っ直ぐにつなげて切りそろえたボブスタイルです。ボブの種類の中でも最も幼く子供っぽく見えるため人を選ぶ髪型です。童顔、女性的、かわいらしい顔立ちの人に向きます。
◆グラデーションボブ
毛先にグラデーション(髪が上から下に行くにつれて短くなるよう滑らかな段差を作ること)を入れたボブです。前髪からバックのえり足に向かうにつれて毛先に段差を入れる範囲が広がってゆきます。毛先に動きがでて丸みのある形になります。
◆内巻きボブ
毛先に内巻きのカールをかけたボブです。内巻きカールはカーラーに髪を巻いてパーマをかけて作ります。ドライヤーでできないこともありませんがきれいで長持ちするカールを作るのは難しいでしょう。毛先がふんわり外に広がる内巻きボブはかわいらしく女の子向けのボブです。
◆前下がりボブ
頭を横から見た時に、髪の後ろが一番短く、サイドから前に行くに従って長くなるボブです。他のボブよりも大人びたシャープな印象を与えます。
◆ボブ+パーマ
ボブはパーマとの相性がとても良い髪型です。カットの仕方や人によっては重ためになったり昭和風の野暮ったい感じになってしまうボブですが、パーマでウェーブやカールをかけることで簡単に軽めでおしゃれな印象に変えることができます。ボディーパーマやエアウェーブなど、クセの強すぎないふんわり系のパーマが向いています。