カット技術「レイヤー、シャギー、グラデーション」
レイヤー、シャギー、グラデーションは髪型の名称ではなく、髪に部分的に特殊なカットを入れる技術・技法を指します。部分的に髪の長さを変えて段を作ったり毛先を鋭くすることによって、ヘアスタイルをより繊細に、よりおしゃれに、より自然に見せることができます。
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1.レイヤーとは
ローレイヤー(サイド)
ハイレイヤー(バック)
レイヤーとは、髪が上に行くほど短く、下に行くほど長くなるようにカットして、髪に何層もの段差をつくるカット技法です。レイヤー(layer)は英語で「層」という意味です。
レイヤーには以下のように幾つかの種類があります。
- ローレイヤー
毛先に段をつけて髪に流れをつくる - ハイレイヤー
髪のトップから段差をつけて、高い位置から髪全体に動きを出す - セイムレイヤー
前髪、サイド、襟足などを全部同じ長さにカットして段差をつける(結果として頭の丸みに添った自然なシルエットに仕上がります)
レイヤーカットは、それぞれ髪の長さが違う層が上から幾つも重なっているようなイメージです。髪に動きが動きが出やすくなるほか、髪のボリュームが減って厚みが少なくなるため、髪が軽い印象になります。大きめの段をにつけるのがハイレイヤー、小さめにつけるのがローレイヤーと覚えておけばよいでしょう。
2.グラデーションとは
グラデーションとは、レイヤーと同じく髪に何層もの段差をつくるカット技法です。
レイヤーとの違いは、レイヤーが髪が上に行くほど短く、下に行くほど長くなるのに対し、グラデーションは逆に上に行くほど長く、下に行くほど短くなるようにカットする技法です。
レイヤー同様、髪に動きを出すことができます。レイヤーほどには明確な段差はできず、各層が滑らかにつながったような切り口になります。頭が上に行くほど大きく、丸みのある仕上がりになり、髪に厚みが出て重めの印象になります。
グラデーションを取り入れたヘアスタイルに「グラデーションボブ」などがあります。
3.シャギーとは
シャギーとは、髪が毛先に行くほど細く鋭くなるようカットする技法です。ハサミを縦に入れて毛先をまばらにカットすることでギザギザ感を出すのによく利用されます。レイヤーで段差をつける際にもシャギーをいれることが多いです。
関連項目
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