デジタルパーマについて - かけ方や特徴など

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デジタルパーマとは

メンズデジタルパーマ

デジタルパーマは、通常のパーマと同じくパーマ剤を使用した髪に、更に熱による形状記憶を加えたホットパーマの一種で、髪に巻きつけた専用の温熱ロッドをつうじて熱を加えるものです。"デジパーマ"や"デジパー"とも呼ばれます。
本来は「デジタルフリー」という機械を使ったパーマの事を指し、これが語源になっていると思われますが、現在は各メーカーの様々なマシンが導入されていて、それぞれに特徴があります。

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1.デジタルパーマの特徴(見た目の印象、髪の質感、仕上がり)

メンズデジタルパーマメンズデジタルパーマ

デジタルパーマで使用するマシンは、ロッドの温度を自在にデジタルコントロールできるほか、加湿器具や各種薬剤との併用により髪の痛みを軽減し、ムラのないきれいなカールやウェーブを実現できます。

一番の特徴・メリットは、髪にしっかりと強いクセをつけることができ、希望のスタイルの再現性が高いことと、一般のパーマよりも保ちがよいことです。
また、ホットパーマの特性である"強い形状記憶"により、髪が濡れるとストレートになり、乾燥するとパーマの形状に戻るため、手入れやスタイリングも楽です。

施術工程や特徴は同じホットパーマの一種である縮毛矯正にとても良く似ています。髪を直毛状態に矯正するのが縮毛矯正で、ウェーブやカールなどのクセをつけるのがデジタルパーマといった感じです。
共通性があるため縮毛矯正がかかった髪にデジタルパーマをかけることもできます。

◆髪の質感、仕上がりなど

  • 髪にツヤとコシが出て、立体的で弾力性のあるカールやウェーブヘアになる
  • カールがだれず、リッジ感が強い
  • ゆるい大きなカールや巻き髪のようなカールが作れる
  • 女性の巻き髪スタイルによく利用される

◆向き・不向き

矯正効果が高いため、普通のパーマがかかりにくい・長持ちしない人にもおすすめです。クセの強い髪、天然パーマ、硬い髪でもかかりやすいです。髪のボリュームもアップするのでペタっとした猫毛の人にも良いでしょう。

形状記憶力が強く、ブローをしてもウェーブが残りやすいので、ストレートヘアも楽しみたい方は普通のパーマの方が良いでしょう。また、細かいウェーブを付けたり、根元からパーマをかけるのには向いていません。ふんわりと柔らく自然な仕上がりを求めるなら、エアウェーブボディパーマの方が向いています。デジタルパーマでも使用するマシンによっては可能なものもあります。

◆注意点

デジタルパーマは使用するマシンや薬剤によって細かい温度・湿度調整、髪の痛みの軽減ができ、しっかりとキレイなパーマをかけられて大変長持ちするなどメリットの多いパーマです。
ただし、多機能である反面、その性能を十分に発揮するためには、機器を扱う技術者(美容師)にも高い技術と経験が必要で、毛髪診断、薬剤選定、温度・湿度設定といったポイントをしっかり抑える必要があります。
経験が浅い美容師が施術した結果、髪が大変傷んだり、ウェーブやカールがつきすぎてしまうトラブルも起こり得ますので、確かな技術のあるお店を選びましょう。


2.デジタルパーマの施術手順

デジタルパーマのやり方・かけ方

おおまかなやり方・施術手順を示します。

  1. 整髪(カットやシャンプー)
  2. パーマ液1剤(還元剤)を塗布
  3. 髪に温熱ロッドを巻き、コードにつなぐ
  4. 放置と加温
  5. かかり具合をチェック後、1剤を洗い流す
  6. パーマ液2剤(酸化剤)塗布し、放置
  7. 2剤を洗い流しロッドを取り外す
  8. トリートメントとスタイリング
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3.デジタルパーマの特徴 まとめ

【髪の質感、仕上がりのイメージ】
髪にコシが出て、立体的で弾力性のあるカール、ウェーブになります。大きめのカールが実現でき、リッジ感が際立ちます。乾燥時にもパーマがだれません。

【向いている髪質、髪の長さ】
デジタルパーマは髪の根元にはかけられず、更に専用のロッドに巻きつけるので10cm〜の長さがあればショートヘアでもかけられますが、ミディアム〜ロングヘアに向いています。くせ毛や天然パーマを含め、基本的にどんな髪質でもかけられます。マシンの種類や使用する薬品によっては傷んだ髪でもかけられますが、痛みが酷すぎると断られるケースもあります。

【髪の痛み・ダメージ】
マシンの温度管理による低温での施術、スチームによる湿度調整や専用薬剤・トリートメント剤の使用によって、髪の痛みを大幅に軽減することも可能です。ただ、この辺は使用する薬剤や美容師の経験や技術次第となりますので、腕の良い美容師さんにかけてもらうことが前提です。
施術後はセット・スタイリングの手間が少なく、毎日ヘアアイロンを使う必要もないため、かけた後の髪の痛みも少なくなります。

【パーマの持ち、手入れ・スタイリング】
形状記憶力の強いデジタルパーマはとても長持ちです。一般的なコールドパーマの1.5〜2倍の持続性があります。髪のくせの強さ、美容師の技術、使用する薬剤にもよりますが、通常だと4〜5ヶ月後位からカールやウェーブがとれ始めます。完全にとれるまで長い人だと半年〜1年かかります。
毎日の手入れ・セット・スタイリングは手間がかからず楽です。髪が乾くとパーマをかけた形状に戻ります。スタイリング剤はべたつきの弱いものを髪が乾いた状態で使用しましょう。

【施術時間と料金】
デジタルパーマをかけるのにかかる時間は概ね3時間前後と長めです。時間と技術がかかる分、値段も高めで相場は1.5〜2万円位です。髪の長さによっても変わります。

【その他、注意点など】
美容室やサロンを選ぶ時は、値段よりもお店の評判や美容師の技術を重視しましょう。安いから良くないとは限りません。パーマの経験豊富な知人や口コミからの情報を参考にしましょう。


関連項目


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